研究課題/領域番号 |
17K11854
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 (2018-2022) 東京医科大学 (2017) |
研究代表者 |
里見 貴史 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (70276921)
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研究分担者 |
河野 通秀 東京医科大学, 医学部, 講師 (00421066)
古賀 陽子 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10392408)
近津 大地 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30343122)
渡辺 正人 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (40349460)
長谷川 温 東京医科大学, 医学部, 講師 (50424619)
長尾 俊孝 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (90276709)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 口腔癌 / 腫瘍関連マクロファージ / がん幹細胞 / 癌幹細胞 / 口腔がん |
研究成果の概要 |
colony stimulating factor-1(CSF-1)/CSF-1Rシグナルを抑制するCSF-1R阻害剤を用いて腫瘍関連マクロファージ (TAM)からがん幹細胞(CSC)へ間接的に抑制する効果と、もう一方のPI3K/Akt/mTOR経路を直接阻害するmTOR阻害剤によるCSCへの抑制効果の双方から、CSCを標的にした新たな口腔癌治療法を検討した。 その結果、この併用療法は、再発、転移や治療抵抗性を制御する可能性があり、口腔癌治療全体に与える影響は極めて大きいと思われた。 今後、口腔癌に対する従来からの殺細胞抗がん剤に併用する新たな治療法になりうる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局所再発能や転移能が高く治療抵抗性を示す口腔癌に対して、がん幹細胞(CSC)におけるPI3K/Akt/mTOR経路と腫瘍関連マクロファージ(TAM)におけるCSF-1/CSF-1Rシグナル経路からアプローチする治療を検討した報告はない。本研究結果は、口腔癌マウスモデルにおいてCSF-1R阻害剤投与にてTAM活性が抑制され、間接的にCSC活性が抑制され、さらにmTOR阻害剤投与にてCSCのPI3K/Akt/mTOR経路を直接阻害したと考えられた。CSCを標的とした口腔癌の新たな治療法の開発につながることが示唆された。
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