研究課題/領域番号 |
17K11872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩井 聡一 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (10362675)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒト3次元組織体モデル / 癌の浸潤・転移 / 組織工学 / ヒト3次元組織体モデル / 3次元組織モデル / 癌 / 浸潤・転移 |
研究成果の概要 |
口腔癌の浸潤・転移のメカニズムの解明は、治療薬開発に繋がる重要な研究である。これまで癌細胞の遊走・浸潤過程を、実験動物への癌細胞の移植実験、2次元培養法による解析を進めてきた。しかし、動物実験は、異種移植となりヒト組織内環境を反映せず、2次元培養法による解析は3次元生体組織を反映していない点がある。我々は、新開発した血管及びリンパ管様組織を伴ったヒト3次元組織体モデルを癌細胞の浸潤・遊走の解析に用い、従来の解析方法と比較して、より生体に近い解析方法であることを示した。さらに、3次元組織体に上皮細胞を積層し、口腔粘膜上皮を模倣した組織体を開発した。これは癌の浸潤を解析する有用なツールとなり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌の浸潤・転移のメカニズムの解明は、がんの治療薬開発に繋がる重要な研究である。今まで癌細胞の遊走・浸潤過程を、実験動物への癌細胞の移植実験や2次元培養法による解析を進めてきた。しかし、動物実験は異種移植でありヒト組織内環境を反映せず、2次元培養法による解析は3次元生体組織を反映していない点がある。我々が開発した血管及びリンパ管様組織を伴ったヒト3次元組織体モデルを癌細胞の浸潤・遊走の解析に用い、従来の方法と比較して、より生体に近い解析方法であることを示すことができた。さらに、3次元組織体に上皮細胞を積層し、口腔粘膜上皮を模倣した組織を開発した。これは癌浸潤を解析する有用なツールとなり得る。
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