研究課題/領域番号 |
17K11876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
熊丸 渉 九州大学, 大学病院, 講師 (90432947)
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研究分担者 |
鬼丸 満穂 九州大学, 医学研究院, 助教 (00380626)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シングルセル / 口腔扁平上皮癌細胞 / がんの不均一性・多様性 / シングルセル樹立法 / 口腔扁平上皮癌細胞株 / 口腔癌 / 癌免疫 / 癌免疫応答 / リンパ節転移 / 癌転移機構 / クローン細胞 / 医学 / 癌免疫学 |
研究成果の概要 |
癌の転移や免疫応答の解明には、がんの不均一性や多様性を考慮する必要があり、バルクでの解析ではなくシングルセルレベルでの解析が重要と考えられる。そこで、口腔扁平上皮癌細胞の初代培養後、早期に保存された細胞群より、シングルセル培養を行い、99細胞を作製した。そのうちの10細胞について、生物学的特性(細胞増殖能、浮遊培養下での自己複製能)を解析した。シングルセル由来の10細胞の内、2つの細胞は同一の細胞と考えられたが、他の細胞は特性が様々であった。特に、増殖能は低いが細胞接着が弱い細胞や基底細胞様の細胞は、バルクでは解析できていない重要な細胞と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1つの癌細胞がリンパ節にたどりつき、多くのリンパ球との免疫応答により、癌細胞が生き残り増殖することでリンパ節転移が成立する。がんの不均一性や多様性を調べるには、シングルセルレベルでの解析が重要である。今回、新しい方法でシングルセルを抽出し、生物学的特性の違いにより9種類のシングルセル由来癌細胞を作製した。シングルセルレベルでの転移が成立する初期段階の解析に、大いに役立つものと考えられた。
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