研究課題/領域番号 |
17K11885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 奥羽大学 |
研究代表者 |
鈴木 厚子 奥羽大学, 歯学部, 講師 (90405986)
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研究分担者 |
前田 豊信 奥羽大学, 歯学部, 准教授 (10382756)
高田 訓 奥羽大学, 歯学部, 教授 (40254875)
加藤 靖正 奥羽大学, 歯学部, 教授 (50214408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | がん / SPARC / AP1 / TRPM5 / TAS2R / AP-1 / 悪性腫瘍 / 再発 / がん幹細胞 |
研究成果の概要 |
SPARC (secreted protein acidic and rich in cysteine)は細胞外マトリックスで、286アミノ酸で構成される。しかしながら、SPRACはロイシンジッパーを有するペプチドとの結合が示唆されている。そこでAP-1のメンバーとの結合について、SPRACを分割したペプチドを合成し、解析を行った。また、SPARC遺伝子は3451 bpであり、コード領域は912 bpで、3′-UTRが2475 bpと巨大である。この3′-UTRの一部もしくは全部を発現ベクター内に挿入し、mRNAの安定化と表現形の差異について解析を行い、3′-UTRの意義について解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SPARCは分泌タンパクで、骨基質中に多く存在する。SPARCはアパタイトと高い親和性を有するが、体内に広く分布している。一部の腫瘍ではSPARCは浸潤に重要な因子であり、微小環境を制御する可能性が示されている。さらに、SPARCが細胞内に局在することも示されており、未だにSPRACの機能全容について不明な点が多い。 本成果の意義は、以下の3点である。①SPARCの核内機能を示した ②SPARCの非石灰化間葉組織での機能を明示した ③SPARCの3′-UTRの意義について可能性の一部を排除した これらは、SPARCが関与する悪性腫瘍において、新規治療方法開発の有益な基礎知見に質すると考える。
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