研究課題/領域番号 |
17K11902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 裕 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (50323978)
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研究分担者 |
吉川 博之 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20547575)
瀬尾 憲司 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40242440)
照光 真 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (60401767)
村松 芳幸 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80272839)
山村 健介 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90272822)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口腔顔面痛 / 慢性疼痛 / 病的情動変容 / 心因性疼痛 / 不定愁訴 / 歯科麻酔学 / 歯科心身医学 |
研究成果の概要 |
近年顎顔面口腔領域における原因不明の慢性疼痛患者は増加してきており、これらの患者の多くは心理的因子の関与、すなわち病的情動変容が関与する「心因性疼痛」の可能性がある。そこで、これら病的情動変容状態と疼痛との関連性について動物実験を用いて行動生理学的検討により解明することを本研究を実施した。動物実験には3種類のモデルラットを用い、下顎開口反射試験と機械的触刺激による逃避反応試験を主体に調査を行った。その結果、病的情動変容状態と疼痛の関与、および心因性疼痛のメカニズムの解明は明らかにはできなかったが、病的情動変容と疼痛との関連性の検討は今後も重要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々はこれまで、口腔顔面痛患者の病的情動変容状態と慢性疼痛との関連性について臨床研究によって明らかにしてきた。そこで、今回我々は、口腔顔面痛の疼痛と病的な心理状態との関連性について、動物実験により行動生理学的な解明を試みた。本研究では、3種類のモデルラットを用いて、行動生理学的に調査研究を行ったが、疼痛と心理的因子の関連性を明らかにする結果は導き出すことができなかった。しかし、心理的因子としての病的情動変容状態と原因不明の疼痛との関連性を明らかにする研究は今後も非常に重要であり、我々も基礎的、臨床的にさらなる研究を続けていきたいと考えている。
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