研究課題/領域番号 |
17K11912
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田中 拓也 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (30631767)
|
研究分担者 |
尾木 秀直 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (10315426)
今村 隆寿 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (20176499)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 肺転移 / ANGPTL4 / 口腔癌 / 遠隔転移 / 転移 |
研究成果の概要 |
Angiopoietin-like protein 4(ANGPTL4)は脂質代謝や血管新生因子としての働きが指摘されている。最近、癌の遠隔転移における癌細胞の血管内皮細胞通過の 過程にANGPTL4 が関与している可能性が報告された。我々はANGPTL4 が口腔の扁平上皮癌の進展にも影響していると考えた。ANGPTL4の癌運動性や浸潤亢進、増殖亢進等を調べ癌促進相乗作用を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト口腔扁平上皮癌(臨床検体、培養細胞株)が高頻度にC5a/ANGPTL4を発現していることが示され、ヒト癌でのアナフィラトキシン C5a/ ANGPTL4系の存在と癌増殖、運動性、浸潤亢進、転移、さらに患者予後への関与が明らかになる。C5a発現とこの受容体に依存したANGPTL4による癌促進作用、およびこの作用に関与するサイトカイン等の産生が示される。C5a/ANGPTL4系への抗C5aR抗体の癌抑制効果が示され、これら抗体の癌治療薬としての有効性が提示される。
|