研究課題/領域番号 |
17K11916
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
永易 裕樹 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90265075)
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研究分担者 |
植原 治 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (00709248)
高井 理衣 北海道医療大学, 健康科学研究所, 助教 (50781085)
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | betel quid / アレコリン / 口腔がん / SIRT1 / 噛みタバコ / エピジェネティクス |
研究成果の概要 |
In vitroでヒト歯肉上皮前駆細胞(HGEP)にアレコリンを長期に作用させたサンプルを用い遺伝子の変化を網羅的に解析した.結果,SIRT1が探索され,アレコリン添加群でSIRT1遺伝子発現が低下し,DNAメチル化レベルが上昇していた.SIRT1は癌抑制遺伝子であり,噛みたばこは口腔がんの原因としてSIRT1に影響を与えることが推察された. また,スリランカの噛みたばこ習慣者(BQC)および噛みたばこ習慣のない者(NC)の口腔細菌叢(OF)を解析したその結果ベテル噛みはOFを大きく変化させ,特に歯周病原細菌の割合が上昇することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,アレコリンによる口腔粘膜のエピジェネティックな変化を明らかにし,Betel quidによる発がんの予防的治療へと応用することを目的とした.研究成果から,Betel quidが発がんに関わる機序を明らかにした.また,口腔内細菌叢への影響を明らかにしたことから,Betel quid習慣者に重点的に口腔衛生指導を行うことで口腔内細菌叢へのdysbiosis(共生バランスの失調)を防ぐ可能性が高い。
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