研究課題/領域番号 |
17K11922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
竹内 良平 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (30236442)
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研究分担者 |
熊谷 研 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10468176)
川股 亮太 神奈川歯科大学, 歯学部, 診療科教授 (40329199)
高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (60050689)
日高 恒輝 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90760041)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨折治癒 / 低出力超音波 / 力学刺激 / 全身性効果 / 液性因子 / 低出力超音波パルス / 骨髄 / M2マクロファージ / LIPUS / 低出力超音波 パルス / 骨形成 / 体液性 / マクロファージ / サイトカイン / 顎骨壊死 / 超音波 / bisphosphonate / 歯周病 / 細菌 / 骨髄細胞 / parabiosis / GFP / 骨再生 / リモデリング / 顎骨 / 血管吻合 / 骨欠損 |
研究成果の概要 |
骨の再生に不可欠な細胞供給を促進するため,損傷部位に低出力超音波パルス照射を行うことにより遠隔の骨髄からも細胞を損傷部にリクルートするメカニズムを研究した.ヘテロGFPラットと同腹仔の野生型ラットを結合した末梢循環共有モデル(parabiosis rat)を作製し,両側にβ-TCPディスクを埋植、野生型ラットのディスクに超音波を照射した.その結果非照射側のβTCPディスクにもコントロール群より多いGFP陽性細胞と血管の浸潤がみられ,炎症性のM1マクロファージから、抗炎症性・免疫抑制性のM2マクロファージへの移行が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低出力超音波の照射は骨折治癒期間を約40%短縮することが知られ、国内でも標準治療として用いられている。我々は、これまでに、治癒の促進が局所の細胞の活性化、サイトカイン産生ばかりでなく骨髄細胞の循環を通じて全身性にも誘導されることを示した。これは、炎症の制御が健康寿命に大きな役割を持つことが判明した現在広範な応用価値を示唆するもので、詳細なメカニズムの理解は、薬に頼らない医療の突破口としての可能性を約束する。
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