研究課題/領域番号 |
17K11926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 徳島大学 (2019) 大阪医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
中島 世市郎 徳島大学, 病院, 助教 (10720691)
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研究分担者 |
小野 高裕 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30204241)
大森 実知 大阪医科大学, 医学部, 助教 (60803137)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 咀嚼 / 嚥下 / 下顎再建 / 検査用グミゼリー / 下顎骨再建 / 頭頸部癌 / 歯学 / 口腔顎顔面再建外科 / 検査用グミゼリ- / 咀嚼能率 |
研究成果の概要 |
下顎骨区域切除後に行われる下顎骨再建手術は、口腔から咽頭にかけた広汎な組織を再建するため、咀嚼・嚥下機能が著しく低下する。この咀嚼・嚥下機能についての評価は、これまでそれぞれを個別の運動として評価し診断する方法が報告されているが、咀嚼・嚥下を一連の機能として評価する診断法はいまだなされていない。 この問題を解決するため、咀嚼から嚥下にいたる一連の機能を同一試料(グミゼリー)により測定・評価する新たな検査法を確立することを目的とし、試料となるグミゼリーの開発とその評価法を検討し、評価に適切なグミゼリーの開発と検査手法を確立し学会報告を通じ公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
咀嚼嚥下機能を包括評価する検査手法はこれまで国内外で見られず、世界初となる評価法である。咀嚼嚥下を一連の運動と捉え適切な検査試料の開発を行い、これを用いて下顎再建後の咀嚼嚥下機能評価を適切に行えることを公表した。 本検査手法は国内外で公表されておらず革新的な方法である。本検査法は下顎再建後などの術評価のみならず、近年問題が顕著になりつつあるサルコペニアなど加齢による咀嚼嚥下機能における検査手法にも応用が可能であり、学術的意義の高いものである。また本研究により確立された検査手法により、新たな治療法の開発に繋がるものであり社会的意義においても有用なものである。
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