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口蓋裂発症へのエピジェネティクスの関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K11954
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

石田 陽子  新潟大学, 医歯学系, 特任講師 (10377187)

研究分担者 前田 健康  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40183941)
大峡 淳  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40266169)
川崎 勝盛  新潟大学, 医歯学系, 助教 (40529640)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード口蓋裂 / microRNA / エピジェネティクス
研究成果の概要

口唇口蓋裂は最も頻度の高い先天性疾患の一つであるが、その多くが非家族性かつ非症候群であり、その非ゲノム的な原因は不明なままである。本研究ではmicroRNA形成に重要な役割を果たすDicerに着目し、間葉組織特異的Dicer欠損マウスを作成し、解析を行った。その結果、間葉組織特異的Dicer欠損マウスにおいて下顎正中に裂を認めた。この正中では、細胞死が亢進しており、遺伝子学的検索の結果、Shh関連遺伝子であるGli1の発現が有意に減少していた。以上の事からDicer間葉特異的欠損マウスの下顎正中の裂は、microRNAの欠損によるShhシグナルの活性が抑制されたことによるものと示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

頻度の高い先天性疾患である口蓋裂のほとんどはゲノムの遺伝子変化を伴っておらず、その発症原因は未解明のままである。エピジェネティクスシステムの一つであるmicroRNA の異常は、ゲノム変化を伴うことなく、様々な異常を引き起こすが、microRNA の異常と口蓋裂発症の関係は明らかにされていない。
本研究で確認されたmicroRNA組織特異的欠損による口唇口蓋裂形成は、エピジェネティクスシステムの顎頭蓋顔面部形成への関与を示しており、非症候群性口唇口蓋裂研究に大きく寄与すると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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