研究課題/領域番号 |
17K11959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
仲 周平 岡山大学, 大学病院, 講師 (10589774)
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研究分担者 |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IgA腎症 / う蝕 / Streptococcus mutans / コラーゲン結合タンパク / IgA 腎症 / 齲蝕 / う蝕モデルラット |
研究成果の概要 |
IgA 腎症は、慢性糸球体腎炎の中で最も頻度が高く、末期腎不全に進展しうる予後不良な腎臓疾患である。しかし、その原因やメカニズムに関しての詳細については不明な点が多い。本研究では、IgA 腎症患者口腔サンプルより分離したコラーゲン結合能を有する Streptococcus mutans 株がIgA 腎症の発症に関連している可能性についてラットう蝕モデルを用いて検討した。その結果、コラーゲン結合能を有する S. mutans 株により重度のう蝕が誘発されると、腎臓糸球体において、IgA 腎症の病態に特徴的な病理組織学的所見を認め、IgA腎症様腎炎が引き起こされる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、口腔細菌と腎臓疾患との関連性を検討した報告はほとんどなく、う蝕原性細菌と IgA 腎症の関連性の報告はない。本研究における腎臓疾患メカニズムを唾液中の細菌を用いて分析した点は、S. mutans の全身への影響に関する研究の一環と位置づけて遂行するところが学術的な特色であるとも言える。さらに、口腔細菌や歯科疾患の関連する IgA 腎症のメカニズムの一端が明らかになることで、新規治療の開発につながる可能性もあり、画期的なアプローチによって当該患者に対する利益に加えて、医療経済的にも大きな社会貢献が期待できると考えられる。
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