研究課題/領域番号 |
17K11967
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
藤田 優子 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90514670)
|
研究分担者 |
牧 憲司 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60209400)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | microRNA / 骨形成 / 血管新生 / 筋肉 / ラット / マイクロアレイ / 統合解析 / 口腔機能 / マイクロRNA / 咀嚼筋 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
MicroRNA(miRNA) はノンコーディングRNAで、組織特異的に標的遺伝子のmRNAに結合して、その翻訳を阻害または直接分解する機能をもつ。筋と骨は、血液などを介した体液性または局所性に相互作用するといわれている。我々は、マイクロアレイ解析と統合解析を用いて、咀嚼力低下によって発現が変動したラット咬筋中の血管新生および骨形成・石灰化関連遺伝子とそれらの制御miRNAを明らかにすることにした。その結果、咀嚼嚼能力の低下により咬筋のmiR-181c-5p、miR-218a-5p、miR-335が、数種の標的血管新生および骨形成・石灰化関連遺伝子の発現を抑制している可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2006年の樹立以降、再生医療界を席巻しているiPS細胞は、誘導にウイルスベクターを用いるため一部がん遺伝子の発現亢進や内在性のがん遺伝子抑制遺伝子を傷害する可能性がある。ところが、miRNAを用いてリプログラミングを行うと、腫瘍形成能のない多能性幹細胞が誘導できることが報告されている。したがって本研究において見出された新規のmicroRNAは、将来、動脈硬化や治療や筋-骨の異常をきたす疾患の拡散医薬として治療に応用できる可能性が期待できる。
|