研究課題/領域番号 |
17K11969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
齊藤 正人 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (50337036)
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研究分担者 |
谷村 明彦 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (70217149)
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アメロジェニン / 再生医療 / MIH / 石灰化 / EMD / 遺伝子導入 / リコンビナント作製 / 再生医学 / エナメル |
研究成果の概要 |
市販のエムドゲインは、ブタ歯胚より抽出したエナメルマトリックス抽出物で、その90%以上は疎水性のアメロジェニンからなるものである。アメロジェニンは、歯の形成期においてエナメル上皮細胞に発現するが、歯の形成が完了するとエナメル上皮細胞は消失するため、ヒトからアメロジェニンを採取することは困難であり、これまでにヒトアメロジェニンを使用した石灰化に関する報告はほとんどみられない。 本研究は、ヒトアメロジェニンの機能を検証するために、全長リコンビナント・ヒトアメロジェニンを遺伝子導入により発現および精製し、ヒトアメロジェニンの詳細を明らかにすることを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アメロジェニンは、エナメル質の石灰化に非常に重要なタンパク質です。このタンパク質は、エナメル質が完成するとほとんど確認できなくなります。今日、歯周病によって減少した骨を再生するためにこのアメロジェニンはエムドゲインとして使用されています。しかし、エムドゲインはブタ由来のものを使用しており、ヒトからのアメロジェニンはこれまでありません。今回の研究によって、ヒトのアメロジェニンを抗体から作成できるようになりました。そのため、今後の歯科界にとっても非常に重要な研究になります。
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