研究課題/領域番号 |
17K11997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
山本 弦太 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30421241)
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研究分担者 |
茂木 眞希雄 愛知学院大学, 薬学部, 准教授 (00174334)
三谷 章雄 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50329611)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ANGPTL2 / オートクライン / パラクライン |
研究成果の概要 |
新規慢性炎症関連因子としてアンジオポエチン様タンパク質2(ANGPTL2)が報告され、そのシグナル制御によるがんや生活習慣病の新しい治療戦略の可能性が示唆されている。しかしながら、歯周病におけるANGPTL2の関与についてはほとんど知られていない。申請者は歯周病の病態形成におけるANGPTL2の役割を明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、歯周病原細菌P. gingivalis LPS刺激により歯肉上皮細胞からのANGPTL2産生量が増加し、歯肉上皮細胞へのオートクライン作用ならびに歯肉線維芽細胞へのパラクライン作用により慢性炎症の遷延、歯周組織破壊に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病において、「慢性炎症」を基盤とした全身疾患の発症や進展に寄与しているANGPTL2による制御が明らかとなれば、歯周病と全身疾患との関連性のメカニズムを解明するうえで有意義であり、本研究成果により、歯周病治療、口腔衛生指導ががん、糖尿病などの全身疾患の予防につながるとなれば、超高齢社会における医療費削減に大きな役割をなすと思われる。
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