研究課題/領域番号 |
17K12000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
菱川 敏光 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (10421249)
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研究分担者 |
鳥海 拓 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (40610308)
本田 雅規 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (70361623)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 歯周組織再生 / 細胞移植 / 歯学 / 再生医学 / 細胞・組織 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
歯周組織の治癒の安定に重要と考えられる歯のエナメル質とセメント質表層の上皮性および結合組織性付着の再生が有利に誘導できる条件を明らかにすることを目的として、ラットin vivo細胞移植実験を行なった。移植実験のために歯槽骨の欠損を認めない軽度歯周病を模した歯周組織欠損モデルを確立することができた。また、歯肉由来線維芽細胞および歯根膜由来線維芽細胞を採取し、細胞移植治療に用いる担体の検討を行い、適切な担体を選択することができた。 ラット歯周組織欠損モデルにおいて、歯肉由来幹細胞を含む細胞群と担体を用いた移植治療による治癒過程を確認し、細胞移植がセメント質の再生に有効に働く可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周組織再生に関して、歯槽骨を含む歯周組織欠損をより良く改善するために様々なアプローチが行われてきた。臨床的には創部を封鎖するために、歯肉の上皮性および結合組織性付着が早期に強固なものとなることが重要と考えられる。本研究において、歯肉に限局した創傷治癒に特化した実験モデルを確立し、微小な軟組織欠損に対する細胞移植の方法、およびその治癒過程を示すことができた。今後、このモデルを活用することで、歯肉の歯に対する付着に焦点を絞った再生実験、分析を行うことにより、広く歯周外科処置の治癒に貢献できると考えられる。
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