研究課題/領域番号 |
17K12004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
荒川 真一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (20302888)
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研究分担者 |
佐々木 好幸 東京医科歯科大学, その他の部局等, 准教授 (80235283)
大塚 紘未 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (70599266)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | オゾウルトラファインバブル水(OUFBW) / 菌血症 / 誤嚥性肺炎 / 機能水 / OUFBW / 口腔粘膜炎 / 血液幹細胞移植 / 抗がん剤 / 血液内科 / オゾンウルトラファインバブル水 / 抗菌 / オゾンナノバブル水 / 創傷治癒 / 酸化ストレス / ホルミーシス効果 / Nrf2 / 抗酸化作用 / 嫌気性細菌 / 超音波スケーリング / USS |
研究成果の概要 |
① 菌血症の予防効果:オゾウルトラファインバブル水(OUFBW)、水道水を超音波スケーラーによる歯石除去時の注水に用い、血液中の細菌数を定量し、群間で比較・検討し、OUFBWの菌血症の予防効果の有効性を明らかにした。 ② 誤嚥性肺炎発症の予防効果:Activity of daily living(ADL)の低下した介護施設入所者に対してOUFBW・水道水で含嗽させ、各群の効果の相違を、細菌学的、臨床的に比較・検討する予定であったが、コロナ禍により想定した被検者数が得られなかった。しかし、OUFBW含嗽群の被検者は、観察期間において誤嚥性肺炎を発症しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国は超高齢社会で要介護者数も急激も増加しており、口腔衛生管理、在宅歯科医療を通した口腔保健・予防の重要性が高まっている。一方、観血的処置などにより一過性の菌血症を発症し、また高齢者の肺炎の96.5%は、口腔内細菌が原因となる誤嚥性肺炎である。「誤飲しても良い安全で殺菌力のある、長期保存可能な新規の機能水」といった特性を併せ持つ新たな機能水であるオゾウルトラファインバブル水(OUFBW)の含嗽により、口腔内の細菌数を減少させ上記疾患の発症を抑制できるかについて検討した点で、社旗的意義は大きいと考える。
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