研究課題/領域番号 |
17K12010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
小川 尊明 香川大学, 医学部, 協力研究員 (50325338)
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研究分担者 |
徳田 雅明 香川大学, 医学部, 寄附講座教員 (10163974)
三宅 実 香川大学, 医学部, 教授 (20239370)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Dタガトース / Dプシコース / キシリトール / ガム / ミュータンス連鎖球菌 / 歯牙う蝕 / 歯周病 / 口腔内細菌 / 希少糖 / D-タガトース / D-プシコース / 口腔内常在性菌 / う蝕歯 / 細菌 / 歯学 / 食品 / 糖 / 微生物 |
研究成果の概要 |
新規希少糖のうちD-タガトースとD-プシコースの唾液や歯垢から採取した口腔内細菌に対する作用を検証する実験を行った。D-タガトースはS. mutans等、う蝕原因菌の増殖や活性の抑制を示し、一方、D-プシコースはP. gingivalis等、歯周病原因菌の増殖や活性の抑制を示した。 キシリトールに代わる代替甘味料として、D-タガトースは『う蝕予防甘味料』、一方、D-プシコースは『歯周病予防甘味料』としての応用の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界で初めて『希少糖ガム』の口腔内細菌の抑制効果が証明され、キシリトールガムに代わる『噛むだけで虫歯や歯周病が予防できるガム』の誕生である。技術移転可能となり、将来的には製品化し市場に提供できる。その市場シェアは非常に大きく、菓子、製薬会社と共同研究し、臨床試験の拡大もできる。ガムだけにとどまらず、洗口剤、歯磨き剤、飴、健康食品等への添加、製品開発も可能である。 一方、う蝕や歯周疾患は全人類において発生率の高い疾患であり、本実験により、希少糖の口腔内細菌に対する作用が証明され、う蝕や歯周病の発生メカニズムや、希少糖の作用を解明する一助となる。 人類の健康保持、医療費削減にもつながると考えられる。
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