研究課題/領域番号 |
17K12028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
木本 一成 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (60205010)
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研究分担者 |
Bhawal Ujjal 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (50433339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中性低濃度フッ化物応用 / 中性高濃度フッ化物応用 / 徐放性フッ化物イオン / 低温焼成型吸収性合成ハイドロキシアパタイト / TOYOビーグル犬顎骨 / 創傷治癒過程 / Runx2 mRNA発現 / Osteocalcin mRNA発現 / FOXO1転写因子 / 低濃度フッ化物 / 創傷治癒 / インプラントメインテナンス |
研究成果の概要 |
ビーグル犬(n=9)下顎両側大臼歯抜歯20週後、円柱状の4欠損部(左:実験群、右:対照群)を作成し、術後2週間観察した。0.2または4%NaFで3分間浸漬した低温焼成型吸収性HAを各々埋入し、免疫組織化学染色(IHC)と定量的RT-PCRで評価した。 新生骨の形成は1週後と2週後で埋入HA周囲に観察された。4日後と1週後の骨‐HA界面ではRunx2とオステオカルシンの発現量が有意に上昇した。RT-PCRではRunx2 mRNAは対照群に比べてすべての実験群で高く(p<0.05)、1週後でピークに達した。オステオカルシン mRNA発現量は徐々に増加し、2週後でピークに達した(p<0.05)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低濃度Fに誘導されたRunx2とOsteocalcinmのRNA発現は、H-E・アザン・マッソントリクローム・トルイジンブルー染色からみて、石灰化を促進した。免疫組織染色標本と定量PCR評価は、高濃度Fに比較して低濃度Fが良好な結果を示したことから、徐放性低濃度Fに誘導されたRunx2とOsteocalcinのRNA発現は、新生骨に特異な基質を生成し、石灰化を促進すると考える。 本研究のような骨芽細胞分化・活性化のメカニズムの解明は、新たな治療法の開発につながりうる重要な研究といえる。
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