研究課題/領域番号 |
17K12030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
野村 義明 鶴見大学, 歯学部, 学内教授 (90350587)
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研究分担者 |
岡本 公彰 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (30116008)
武内 博朗 鶴見大学, 歯学部, 臨床教授 (50572260)
花田 信弘 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | microbiome / oral / teeth / older person / 高齢者 / 口腔細菌叢 / 次世代シークエンサー / バイオインフォマッテクス / コアマイクロバイオーム / 歯学 / 予防歯科学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、健常高齢者を対象として、唾液サンプルを採取し、口腔のコアマイクロバイオームの解明を試みた。次世代シーケンサーによる解析では85名の対象者から、1,953,706readsが得られ、Speciesのレベルで1,195菌種が検出された。90%以上の対象者に検出された菌種は37菌種で細菌叢全体の82.6%を占めていた。37菌種の中には、全身の健康状態に悪影響を及ぼす可能性のある菌種が含まれていた。従来、口腔のコアマイクロバイオームは各菌種の検出率で議論されることが多かったが、今後は各細菌の性質、相互作用、バランスを考慮し健常な細菌叢の概念を形成してゆく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代シーケンサーの普及により、ヒトの細菌叢の網羅的な解析が大きく進歩した。特に口腔の細菌叢は、抗菌性物質を含む洗口剤等が使用可能なため、細菌叢のコントロールが比較的容易である。近年では、口腔の2大疾患である、う蝕、歯周病においても従来う蝕病原性菌、歯周病菌とされていた菌の保菌以上に細菌叢の乱れが疾患の発症に関与していることが示唆されている。さらに、口腔細菌叢が全身の健康状態に大きく関連していることも示唆されている。しかし、本来持つべき健常な口腔細菌叢の解明は充分ではない。以上の点から、健常な口腔細菌叢の解明は今後の口腔疾患をはじめとする様々な疾患の解明、予防に大きく貢献できるものである。
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