研究課題/領域番号 |
17K12045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大内 章嗣 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80334671)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔ケア / 摂食支援 / 介護保険施設 / 費用対効果 / 口腔衛生管理加算 / 摂食維持加算 / 介護報酬 / コスト・ベネフィット / 経口維持加算 / 経口移行加算 / 口腔衛生管理体制加算 / 歯科専門職 / 連携 / 医療・福祉 / 経口摂取支援 |
研究成果の概要 |
現在、介護報酬では介護保険施設入所者に対する経口摂取や口腔ケアの管理として、経口移行・経口維持加算や口腔衛生管理(体制)加算が評価されているが、十分浸透しているとは言えない。 このため、介護保険施設入所者の経口摂取や口腔ケアに関する歯科専門職の参画による総合的な費用対効果を明らかにすることを目的に調査を行った。その結果、歯科衛生士による口腔衛生管理加算実施施設では、肺炎による入所者一人あたり月平均入院日数が約4割少なく、歯科衛生士人件費などの支出増を含めても、一施設あたり月額約12万円程度の増益となっていることが推計された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで遅れていた歯科を含めた多職種共同による統合的医療・福祉サービスに関する学際的領域について、新たに社会的経済的な視点を持ち込んだ介入研究を行うものである。加えて、介護保険施設において経口摂取支援や口腔衛生管理を通した歯科関係職種との連携の総合的な効果が明らかになることで、現在、低調にとどまっている経口移行・経口維持加算や口腔衛生管理加算の算定拡大に繋がるとともに、介護領域における歯科専門職の参画促進・役割拡大をもたらし、要介護者を中心とした国民福祉の向上に貢献することが期待される。
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