研究課題/領域番号 |
17K12058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
小林 平 日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (20267107)
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研究分担者 |
續橋 治 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80333110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 糖尿病 / 検査キット / 検査 / 歯周病 / Corynebacterium / 選択培地 / C. matruchotii / 健常バイオマーカー / 口腔 / 培養法 / 口腔細菌 / 簡易キット / コリネバクテリウム属 / 老年歯科学 |
研究成果の概要 |
本研究では、Corynebacterium matruchotii (C.m)を口腔試料から分離するために選択培地を開発した。C.mは糖尿病に罹患していない健常者と比較して、糖尿病患者の歯周ポケットから多く検出された。本研究で開発した糖尿病罹患を推察できる検査キットは、臨床の場で応用可能であり、糖尿病診断において大いに貢献できることが示唆された。C.mのglucose濃度による発育の違いを調査した結果、本菌の発育能は濃度依存的に増加する傾向を示した。糖尿病患者のGCF中は高いglucose環境が維持されているため、C.mが発育する環境として適しているものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病は、歯周病などと同様に沈黙の病気(silent disease)であり、自覚症状に乏しい慢性疾患で本人が自覚していないことや、患者自身が糖尿病を患っていることを隠すケースが多く存在することが指摘されている。しかしながら、歯科医師は糖尿病の診断を下すことは出来ないし、歯科治療の一環で血液検体や尿検体を採取して行われる臨床検査の実施することは難しい。そのため、本研究は非侵襲的に得られる口腔試料を用いた糖尿病のスクリーニング検査キットを開発することを目的とした。
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