研究課題/領域番号 |
17K12064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
亀田 剛 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 講師 (30277610)
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研究分担者 |
池田 富士雄 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337)
工藤 慈 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 助教 (60756584)
坂本 信 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 支援機器 / 顎運動 / 予防 / オーラルフレイル / 健康寿命 / 医工学 / 筋電位 / 開口訓練 / 咬合アシスト / 開口筋 / 閉口筋 / 嚥下 / 咬合 |
研究成果の概要 |
口腔機能の低下(フレイル)は全身機能の低下の危険ファクターであり、その防止のための口腔リハビリテーション/トレーニングのためにウェアラブル型支援機器を開発し、筋電位と唾液分泌量からその効果を評価した。本装置を装着することにより、開口筋のトレーニングとしてその筋活動を25%増加させ、閉口筋の筋活動を15%アシストし、さらに唾液分泌を15%増加させることができた。本装置およびその駆動メカニズムを応用することにより、来たるべき超高齢化社会において、口腔機能の維持や強化によりオーラルフレイルの予防に寄与することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
咀嚼から嚥下への連続した口の機能は摂食する上で重要である。この口腔機能の低下(オーラルフレイル)は全身の機能低下に移行し、寝たきりへ移行する可能性がある。本開発装置は装着者の開口トレーニングと閉口アシストを行うことにより、咀嚼筋の活動の維持・強化や唾液の分泌量の増加に寄与し、口腔機能の賦活化に加えて、口腔衛生状態を良好にし、オーラルフレイルや全身機能低下の予防に結びつくと考えられる。口腔の健康向上を通して、全身の健康を維持し、国民の健康の保持・増進(QOLの向上・健康寿命の延伸)により、社会的・個人的な活動を活発化させ、将来的な医療費削減を含めた経済効果の向上に寄与すると確信する。
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