研究課題/領域番号 |
17K12075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小宮山 政敏 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70175339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護技術 / 静脈注射 / 採血 / 神経損傷 / 皮静脈 / 皮神経 / 前腕 / 反転解剖 |
研究成果の概要 |
前腕に点滴静脈注射を実施する際に皮神経の損傷を防止するために、前腕における皮神経の走行を解析した。その結果、①橈側皮静脈の本幹は太くて穿刺しやすいが、できれば避けた方が良いこと、②やむを得ず穿刺する場合も、その深部には橈骨神経浅枝および外側前腕皮神経が存在することを意識して、深く刺し過ぎぬよう注意すべきであることを明らかにした。また、③前腕背側の遠位部には目立った皮神経が見当たらないので、そこに皮静脈があれば穿刺しても問題ないことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
点滴等の静脈注射には前腕の皮静脈を用いることが多いにも関わらず、前腕の皮静脈と皮神経の走行や位置関係については系統的な研究が少なく、皮神経損傷を防ぐための情報が少なかった。本研究では前腕における皮神経の存在部位を明らかにし、また上腕骨外側上顆と橈骨茎状突起を結ぶ線を目安に体表から皮神経の位置を推測する方法を提案した。これらの情報は、前腕への静脈穿刺による皮神経損傷の防止に貢献することが期待される。
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