研究課題/領域番号 |
17K12086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
鈴木 聡美 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (80442193)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知症看護 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知症患者への看護実践がいかに成り立っているのかを、看護師がどのようにして認知症患者と関係しているのか、看護師がどのようにして患者を理解しているのか、という2つの視点から探求し、その構造を明らかにすることを目指し、看護師へのインタビューデータを当事者の視点から分析した。看護師は認知症患者に対して、認知症の診断によりはられたレッテルをはがし、その人の発信できないことをわずかなサインから探し出していた。また、看護師が認知症患者と同じベクトルの目線を持ちながら、その人の生活に入り込み、ゆっくりと丁寧に相手のことを理解していく様相が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で認知症患者への看護実践の構造を当事者の視点から明らかにすることで、看護実践の場で起こっている現象を理解するための新たな視点をもたらすことができ、日々困難や悩み、喜びを持ちながら認知症患者へ関わっている看護師に対して、自身が日常的に実践している看護に新たな意味を開示する可能性を持つと考えられる。
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