研究課題/領域番号 |
17K12099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
社本 生衣 岐阜大学, 医学部, 准教授 (40593512)
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研究分担者 |
石原 由華 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (30369607)
水野 暢子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (80338201)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 洗髪 / 洗髪槽 / 湯循環式洗髪システム / 看護技術 / 細菌汚染減少 / 床上洗髪 / 身体負荷 / 細菌汚染 / 電動式シート / 湯循環器式 / 細菌 |
研究成果の概要 |
本研究は,頭髪と頭皮の汚染を効果的に減少させる洗髪方法と洗髪用具の開発をテーマに実施した.病院施設だけでなく在宅,介護施設,災害時避難所などで使用することを目指し,シート状で挿入し容易にで槽形に膨らませることができる洗髪槽と洗髪槽湯循環式洗髪システムを開発した.このシステムの洗浄効果,洗髪を受ける人の心身の負担,洗髪を実施する人の身体的負担について効果の確認を行った.必要な湯量は10L,シャワーヘッドからは8.8L/分の湯を流出できる.このシステムはシャンプー剤なしで頭髪と頭皮の汚染を除去することができ,湯の清潔度は3段階でろ過を実施し細菌学的にもほぼ清水に近い状態で循環させることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,洗髪のためのスペースの確保、患者に身体的負担の軽減、細菌などの汚染除去のための洗浄ができ,ベッドサイドに運ぶ湯量を少なくし汚水を浄化できる循環式洗髪用具の開発のための条件を抽出することができた. さらに、洗髪槽は循環や呼吸への負担軽減、損傷部の安静を確保するためにシート状で挿入容易に膨らませることができる.これら用具の開発は、患者の感染防御、爽快感などの精神的安寧を高め、看護の質の向上に繋げることができる.また、病院施設だけでなく在宅看護でも活用することができ、水が貴重な災害時の避難所でも活用できると考える.
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