研究課題/領域番号 |
17K12101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 愛知医科大学 (2020-2022) 日本赤十字豊田看護大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
三木 研作 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (10442534)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 顔認知 / 脳波 / N170 / 表情 / 経験 / トレーニング / おもてなし / P100 / マスキング / 軽頭蓋電気刺激 / 経頭蓋電気刺激 / ランダムドットブリンキング / 文字認知 / tDCS / tSMS / P1 / 脳磁図 / 笑い / コミュニケーション |
研究成果の概要 |
視覚情報処理の初期段階を反映するP100と顔認知過程を反映するN170を用い、経験やトレーニングによるおもてなしの熟練が表情認知過程にもたらす変化を検討した。接客業に携わっている女性(おもてなし群)と接客業に関わったことのない女性(コントロール群)について、無表情の顔、笑った顔、怒った顔を提示した際のP100成分ならびにN170成分を比較検討した。左右後頭部に明瞭にみられたP100成分に関して、その最大振幅はコントロール群に比べおもてなし群で有意に大きくなっていた。これらの結果から、経験やトレーニングによるおもてなしの熟練が表情認知過程の早い段階に変化をもたらす可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究によって、経験やトレーニングによって表情認知メカニズムが変化することが示された。この結果により、対人コミュニケーションにおける経験やトレーニングを客観的評価することができることに加え、表情認知が不得手である発達障害の方々の病態解明や治療に応用できる可能性がある。
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