研究課題/領域番号 |
17K12107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
新野 美紀 山形大学, 医学部, 助教 (70336452)
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研究分担者 |
布施 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (20261711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 緩和ケアリンクナース / 役割 / リンクナース教育 / 看護師教育 / 緩和ケア / リンクナース |
研究成果の概要 |
本研究は緩和ケアリンクナースの教育モデル開発のための基礎資料を得た。緩和ケアリンクナースの指導にあたる専門看護師・認定看護師に質問紙調査を実施した。231名を分析対象とし、主因子法プロマックス回転で探索的因子分析を行った。専門看護師や認定看護師が緩和ケアリンクナースに期待する役割として38項目からなる4因子が抽出された。因子名は「自部署において基本的緩和ケア実践体制を整える役割」、「緩和ケア実践の医療チーム内調整を図る役割」、「緩和ケアリソースへのアクセスを通してケアを拡張する役割」、「療養中の患者家族の権利を擁護する役割」とした。各因子のα係数は.87~.94を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緩和ケア実践の質向上のために緩和ケアリンクナースの育成が重要である。緩和ケアリンクナースには、緩和ケアを必要としている患者に基本的緩和ケアを実践するとともに専門的緩和ケアへの橋渡し・連携推進が期待されてきた。しかし、具体的な役割の不明瞭さにより活動への不安を助長させる実践報告が散見されていた。本研究で、緩和ケアリンクナースの指導にあたる専門看護師・認定看護師が緩和ケアリンクナースに期待する役割を明らかにしたことにより、緩和ケアリンクナースの役割を遂行するうえで必要な教育の方向性が具体化された。これにより、指導者側に具体的、実際的な教育介入を検討するための基礎資料を提示できたと考える。
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