研究課題/領域番号 |
17K12129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
福本 環 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (40650619)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 性暴力被害女性 / 看護ケア / 被害直後 / 医療機関 / ワンストップ支援センター / 面接調査 / 質的記述的研究 / 質的内容分析 / 性暴力被害 / 急性期看護支援 / 看護支援の構造化 / 教育プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は、看護職が被害直後にワンストップ支援センターと連携する医療機関を初診で受診した性暴力被害女性に対して提供しているケア、および、必要とされるケアを検討した。提供しているケアとして、安全と安心の提供、円滑な診察のサポート、信頼関係の構築、心身および尊厳の回復支援、支援の継続の5つが抽出され、これら看護職が所属する医療機関の体制の影響を受けていることも示した。必要とされる看護ケアとして、専門的知識を備えた女性看護職を主体とした支援体制の構築、女性警察官との連携、急性ストレス障害およびトラウマに配慮した看護ケアの充実、「汚れてしまった」という感情に配慮した看護ケアの4つが導かれた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにされた看護職が被害直後にワンストップ支援センターと連携する医療機関を初診で受診した性暴力被害女性に対して実際に提供しているケア内容は、日本の現状に即した実際の臨床現場で活かせる看護ケアを確立するための基礎資料となる。必要とされるケアは、実際に提供している看護ケアから浮き彫りとなった課題から導かれたものであることから今後再検討していくことが必要と思われるが、本研究で示された看護ケアを資料の一つとして教育プログラムを開発し、全国に広がる医療機関における看護ケアの質の向上に貢献することができる。
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