研究課題/領域番号 |
17K12130
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 国際医療福祉大学 (2021-2022) 大阪市立大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
熊谷 たまき 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (10195836)
|
研究分担者 |
藤村 一美 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (80415504)
小竹 久実子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90320639)
三宮 有里 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (60621729)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 看護学生 / バーンアウト / トランジション / 看護学 / 医療・福祉 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
看護職の離職率の高さと看護師不足は国内外において共通する問題であり、看護者として就業後1年目の低い就業意欲や離職意向の高さは在学期間における学修状況によるといわれている。本研究で実施した調査から、看護大学の入学時の看護専門職の志望の明確さが入学後の学習の取り組みにも影響するといった先行研究の知見を支持する結果が示されたこと、また、職業レディネスと学習上のバーンアウトに関連が認められ、自尊感情と自己統御感、学業援助要請とも関連がみられ、看護基礎教育課程における学習支援の必要性を再認識した。加えて今回の研究では、測定に用いたバーンアウト測定尺度の邦訳版や自己統御感の計量心理学的な検討をした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護大学生の学習上のバーンアウトに関する過去10年間における国内外の文献レビューした結果では、中途退学とその要因を報告した研究が散見されたのみであった。今回の研究では、中途退学や休学といった学業継続が困難になった帰結の前段階や予兆として学習上のバーンアウト状態を位置付けたことが特徴であった。今回の研究では様々な状況から限定的な調査となったが得られた知見から、学習上のバーンアウトは職業レディネスに関係することや他者への援助要請を自律的に行えるか否か、また個人が有する内的資源である自己統御感も関係するといったことから、基礎教育課程における学生への多角的な支援の必要性が示唆されたと考えている。
|