研究課題/領域番号 |
17K12133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
品川 佳満 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (30347702)
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研究分担者 |
橋本 勇人 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (50341144)
伊東 朋子 大分県立看護科学大学, 看護学部, 非常勤講師 (30305841)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 情報倫理 / 情報モラル / 個人情報保護 / 看護情報倫理 / 情報倫理教育 / 看護系大学 / 看護情報 / 情報漏えい |
研究成果の概要 |
患者情報の漏えい事故が数多く報告されている現状を踏まえ,本研究では,看護系大学の基礎科目で展開すべき情報倫理教育モデルの開発を目的とした.高校までの情報モラル教育,大学での情報倫理教育,現場で起きている事故を分析した結果,現在看護系大学で行われている一般教養の情報系科目内に,次の3つの単元を含める看護情報倫理教育モデルが開発できた.①大学入学までに習得すべき情報モラルについて復習する「高校までの振り返り」,②医療現場で起きている個人情報の漏えい事故を学ぶ「現場で起きている事故事例」,③科目間(基礎科目の理論と専門基礎/専門科目での看護実践)の関係性を理解する「看護とのつながり」である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
質の高い看護を実践していくためには,ICTおよびデータの利活用が必要であり,そのための技術や能力を修得することが重要となる.しかし,それだけでは,情報漏えいなどの事故を引き起こしてしまう危険性があるため,正しく情報を取り扱うための情報倫理を身に付ける教育も同時に重要となる.本研究で開発した「高校までの振り返り」,「現場で起きている事故事例」,「看護とのつながり」を加味した情報倫理教育モデルは,根拠に基づいた看護情報倫理教育のベースとなり得るものである.今後,このモデルをもとにした講義・演習教材を開発し,授業を展開することで,看護学生の情報倫理修得につながっていくと考えられる.
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