研究課題/領域番号 |
17K12140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
田中 博子 創価大学, 看護学部, 准教授 (50279791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Cultural Sensitivity / 看護学生 / 尺度開発 / 国際看護学 / 関連要因 / 医療者 / 異文化感受性 / 尺度 / 医療職 / 看護学 / 国際看護 |
研究成果の概要 |
まず,Rogersの方法を用い「医療者のCS」の概念分析を行った。その結果、4つの属性4つの先行要件、3つの対象者の帰結、3つの医療者の帰結を導き、本概念を定義した。次に概念分析をもとに「医療者のCS」尺度の開発を行い、医療者と医療系学生の両者に使用可能な4因子18項目の尺度を開発した。最後に医療系学生を対象に、「医療者のCS」の関連要因を明らかにするために量的横断的調査を実施した。その結果、個人要因として外国人医療への関心度、大学の異文化接触環境要因として大学種別(単科・医療系・総合大学など)が関連することが明らかになった。国際看護系科目の受講の有無は、CS得点とは関連は示されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、今後の多文化社会を見据え、異文化を有する対象者のケアに必須となる医療者の異文化ケア能力の基盤であるCultural Sensitivityを測定する「医療者のCS」尺度を開発した。医療者のCSは、医療系学生の段階から育まれるべきものであることから、医療系学生にも使用できる尺度を作成した。本尺度は異文化医療や看護に関する授業・演習等を設計する際の対象学生のレディネスの把握に用いることができる。また、多くの大学で実施されている海外研修の効果を、医療者として備えるべきCSの観点から研修効果を客観的に把握できることから、教育者や研修運営者がプログラム評価に有用である。
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