研究課題/領域番号 |
17K12147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
高瀬 美由紀 安田女子大学, 看護学部, 教授 (50437521)
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研究分担者 |
二井谷 真由美 安田女子大学, 看護学部, 准教授 (30326441)
今井 多樹子 安田女子大学, 看護学部, 准教授 (80538439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 深層的学習アプローチ / 表層的学習アプローチ / 看護学生 / 学習アプローチ / システマティック・レビュー / 学業成績 / 学習への関心 / 学習エンゲージメント / 看護教育 / 促進因子 / 深層的アプローチ / 看護実践能力 / 学習方法 |
研究成果の概要 |
有限の学習時間の中で,看護学生の実践能力を向上させるためには,学生自らが学習テーマに興味を持ち,意欲的に学習し,そして獲得した知識を既習の知識や現実社会と関連付ける深層的学習アプローチ(DAL)が必要である。そこで,本研究はDALの促進に影響を与える因子とDALの効果を明らかにすることを目的とした。 看護学生を対象に面接・質問紙調査を実施した結果,DALを促進する因子として『教員による学習活動の促進』『教員による専門的知識の教授と理解を促進するような説明』『教員の熱意と支援』の3因子が抽出された。そして先行研究結果から,DALに基づいた学習は学業成績の向上と関連していることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,看護学生による主体的な学習への取り組みを(DAL)を促進するためには,教員による学習活動の促進や,学生の知識の深化や拡大を促進する教授方法,そして教員による教育熱意や支援が重要であることが示唆された。近年では,学生の主体的学習活動を促進するための方法として,反転学習や問題解決型学習などが推進されているが,これらは上記3因子を強化する方法に他ならない。本研究は,多種多様に存在する教授法の中で,どのような要素が学生のDAL採用に寄与するか,そしてひいては学業成績向上に寄与できるかを明らかにした意義深い研究であるといえる。
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