研究課題/領域番号 |
17K12157
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2021) 神戸大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
細名 水生 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (90454181)
|
研究分担者 |
石井 豊恵 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00452433)
上杉 裕子 金城学院大学, 看護学部, 教授 (40423230)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 交代制勤務 / 生体リズム / 看護師 / 光環境 / 睡眠 / 疲労 / 活動 / 夜勤 / 基礎看護 / 看護管理 / 健康科学 |
研究成果の概要 |
本研究は交代制勤務の看護師における生体リズムに及ぼす光環境の影響を検証した。 交代制勤務の看護師は、夜勤や長日勤で疲労が高かった。また、夜勤中の仮眠だけでは十分に疲労が解消されず、夜勤明けの休日には十分に疲労を回復する必要性を示した。加えて、睡眠時の照明の有無も疲労回復のための睡眠の質に影響を与えていた。 夜勤当日は、午後12時過ぎに起床して夜勤を始める看護師が認められ、覚醒時間が長くなり眠気と休息のために夜勤中の仮眠は必須といえる。看護師の睡眠の質を向上させ、短時間勤務の看護師の疲労回復につなげるためには、睡眠中は消灯し、日中の仮眠も可能な限り暗い環境でとることが重要となる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
交代制勤務の看護師は不規則な生活に伴う生体リズムの変調をきたす。交代制勤務によるがん、心疾患、うつ病などの健康障害のリスクは指摘されており、看護師が交代制勤務をしながら健康を維持し勤務を継続できることが重要である。夜勤に伴い、睡眠は不規則になり日中に仮眠をすることも生じる。本来は人が睡眠をとるべき夜間に勤務して活動し、人が本来活動している日中の明るい環境の下で睡眠をとることを要することから、看護師は生体リズムの変調をきたすことはやむを得ない。光環境に着目し、看護師の夜勤前後の日中にとる睡眠時の適した光環境について検証することは、看護師の心身の健康や職務への集中力の維持につながるものである。
|