研究課題/領域番号 |
17K12165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
岡村 典子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (40342000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 看護管理 / マネジメント / 感情 |
研究成果の概要 |
本研究は,看護管理者の的確な感情マネジメントにより「看護管理者,そして看護師が意思疎通を十分に行うことによりチームが活性化する」ことを目標に取り組んだ.看護師長にインタビュー調査を実施した結果,看護師とのやり取りの際は,「忙しくても話をきく」や「ほめる」ことに留意していた.また,感情の取り扱いとして,「家族に話す」「自分で対処する」と語っていた. 看護管理者と看護師が,意思疎通を図るためには,相手を思いやる的確な表現にて,抱えている感情をやり取りすることが重要となる.こうしたやり取りを実践するためには,ピアサポートも兼ねた「ロールプレイング」による学習法が,スキル習得として有用と考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究にて,看護管理者は組織に対して自分の感情を表明することの行使が低い傾向にあることが報告されている.実際,本研究においても看護管理者は抱えている感情を「自分で対処する」と語っており,自身の感情を調整し,相手に伝える,あるいはチーム運営に活用するには至っていないことが明らかになった.このことを踏まえ,看護管理者が自身の感情を適切に相手へ伝えるための教育プログラムを立案し,更なる検討を続けているところである.この教育プログラムにより,看護管理者が効果的なコミュニケーションを展開するロールモデルとなり,チーム内の関係が活性化し,ひいては組織の目標達成につなげることが期待される.
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