研究課題/領域番号 |
17K12165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
岡村 典子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (40342000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 看護管理 / マネジメント / 感情 |
研究実績の概要 |
本研究は,看護管理者の的確な感情マネジメントにより「看護管理者,そして看護師が意思疎通を十分に行うことにより,チームが活性化する」ことを目標としている. 2020年度より,新型コロナウイルス感染症のため,研究の実施が滞る事態となり,研究方法の変更・修正を検討しながら進めているところである. 本研究では,臨床現場における看護管理者の対人的能力,特に感情をマネジメントする力に関する現状を把握することから,対象者となる看護師長の選定基準には留意した経緯がある.先行研究を参考に,看護師長としての経験が5年以上あること,また現在の部署に2年以上勤務しているものを選定基準として設定した.この基準をもとに,研究対象施設への交渉を開始したが,両方の基準を満たしている対象者がいない,あるいは限られる,といった回答があった.また,データ収集方法として,参加観察とインタビュー調査を計画しているが,参加観察では,研究者が看護師長と行動をともにすることから,研究者が入ることで,部署運営や患者への治療・看護に支障が生じる部署(救命救急センター,手術室,透析室,外来等)の看護師長は除外している.こうした看護師長の選定基準,および部署の限定が影響し,研究対象施設の交渉が難航した.併せて,新型コロナウイルス感染症の第7波の拡大により,交渉自体が停滞する状況となった. そこで,対象者の選定基準のうち,看護師長としての経験が5年以上あることは先行研究を踏まえ順守し,現部署の所属年数を2年以上から1年以上に修正することとし,所属施設の倫理委員会へ変更申請を行った.結果,新型コロナウイルス感染症の第8波の収束とともに,研究対象施設から協力の同意も得られ,研究が進み始めたところである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は,交渉先の研究対象施設において,選定基準に合う研究対象者がいない等の状況を受け,研究対象者の選定基準の見直しとともに,倫理委員会への変更申請を行った.こうした研究計画の見直し・変更,及び新型コロナウイルス感染症の感染流行の波を受け,研究活動が滞った時期が続いたことにより,研究の進行が遅れる状況となった.
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今後の研究の推進方策 |
研究対象者の選定基準の見直し等を行ったことから,2023年度は研究協力の承諾を得られる研究対象施設を探索することに尽力する.承諾が得られた際は,速やかに調査を進め,研究活動の推進を図っていく. 本研究では,参加観察とインタビュー調査を計画している.ただ,参加観察は,昨年度同様に新型コロナウイルス感染症の感染流行によって実施できない可能性を踏まえ,インタビュー調査にて,参加観察のデータ内容が補完できるよう調査を実施する. 得られたデータから,看護管理者が感情を的確にマネジメントするためのスキル習得を目指す,教育プログラムを立案する.
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