研究課題/領域番号 |
17K12166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
平尾 百合子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (50300421)
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研究分担者 |
高取 充祥 山梨県立大学, 看護学部, 助教 (60781383)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 感染管理体制 / 過疎高齢化地域 / 中小規模病院 / 職業感染予防 / 院内感染対策 / 院内感染予防 / 中規模病院 / 環境清拭 / 感染管理 |
研究成果の概要 |
2018年の感染防止対策加算の取得状況ならびに感染症専門医と感染管理認定看護師の登録状況からは、小規模病院の費用不足・人材不足が明らかとなった。過疎高齢化地域の中小規模病院を対象に感染対策の基本である手洗い手技向上や看護師の個人防護具(PPE)使用への行動意図について明らかにした。次に、環境汚染による感染拡大防止を目的に環境清拭に関するマーケティング調査と清拭方法を確立するため細菌学的検討を行い、その費用対効果について検討した。感染症疑い患者に対する中規模病院の看護師の認識は【感染拡大の防止】を念頭に【感染予防行動】しながら、個室隔離への悪影響を【患者・家族への気遣い】で看護していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口の著しい減少に伴い地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が遅れている過疎高齢化地域で医療活動を実施している中小規模病院では、都市部と比較し感染対策の専門的人材の不足や費用不足の傾向が強く、困窮していた。そのような中小規模病院でも地域住民に医療を提供している限り、適切な院内感染対策を行うことは必要不可欠であり、これらの問題を解決することが喫緊の課題であった。そこで、当該地域の複数の中小規模病院を対象に手洗い手技の向上活動や感染対策に関した看護師の認識を明確にした上で、感染拡大防止のための環境清拭のマーケティング課題の検討や細菌学的に効果的な清拭方法を提案することができた。
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