研究課題/領域番号 |
17K12168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 京都看護大学 (2019-2020) 滋賀県立大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
窪田 好恵 京都看護大学, 看護学部, 教授 (20635148)
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研究分担者 |
大西 香代子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (00344599)
立岩 真也 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (30222110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 重度な障がい / 重症心身障害児者施設 / くらしのなかの看護 / 福祉職との協働 / 看護支援プログラム / 地域支援 / 親 / 障がいのある人への向き合い方 / 重症児者施設 / 医師 / くらしのなかの医療 / 非協力的家族 / 医師への信頼 / くらしの中の看護 / 重症児施設 / 福祉職との連携 / 看護の知 / 生活 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、重度な障がいのある人がどこにいても安心して生活できるための看護支援プログラムを開発することである。そこで、重症児者施設に勤務する看護師への調査を歴史的社会的背景と関連させて分析することで重症児者施設における「看護の知」について明らかにした。また、医師や親の語りから地域支援として望んでいることも調査した。重症児者施設における看護はくらしの場の看護であり、地域で生活する重度な障がいのある人にも活かせるものである。障がいのある人への支援として、一人ひとりへの対応の手法に「看護の知」を活かす必要性と医師や福祉職と協働できる支援プログラムを具体的に進める必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症心身障害について看護基礎教育において学ぶ機会が少ないため知らない看護師が多く、先行研究も少ない。本研究では、看護をこれまでの医学モデルに準拠した医療の中の看護というとらえ方から脱却して、社会学的な視点をふまえて捉えなおした。そのために社会学の研究者と協働で研究することにより、重症児者施設における「看護の知」とはどのようなものであるかを明らかにした点で学術的な意義は大きいと考える。研究成果は国内外での学会や講演会で公表し、多くの医療・福祉職員や地域支援にかかわっている人たちに伝えた。この成果は、地域における障がいのある人への安全で安心な生活に活かすことができるため社会的意義も大きいと考える。
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