研究課題/領域番号 |
17K12170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
志田 京子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20581763)
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研究分担者 |
江口 恭子 秀明大学, 看護学部, 准教授 (10582299)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 倫理的成熟 / システム思考 / 組織開発 / 生涯教育 / 倫理的風土 / 教育プログラム / シミュレーション / シミュレーションプログラム / 倫理教育 / ethical maturity / nurses / education program |
研究成果の概要 |
Ethical Maturity の6つの構成要素において第5段階における(倫理的平穏)の重要性が示唆された。つまり、いくら倫理的に正しいと信じ、行動、対話したからといって、この平穏がもたらされなければ成長にはつながらないということであった。職場環境として組織全体の倫理的実践に対する考え方や風土に着目する必要があることがわかった。倫理的成熟のためのシミュレーションプログラムにおいては、個々のリフレクションを促進できることはわかったが、組織ダイナミクスを考慮した教育プログラムに精錬するために、システム思考アプローチを加味したものを今後検討することを課題とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究目的は以下の2つであった。1)看護職の倫理的成熟指標の作成、2)看護職の倫理的成熟のための教育プログラム開発である。看護師個々の倫理的成熟に着眼点を置き、シミュレーション教育方法を採用、リフレクションサイクルを促進できるようなプログラムを作成した。参加者より理解が促進したという評価を得られたが、OffJTの場での学びであることから、組織ダイナミクスの視点をおいたプログラムの開発方法が望まれた。本研究は、看護職の倫理的実践能力を組織要因も絡めて、あらゆる立場で働く看護師にとって学びになる機会をもつことを目指すもので、組織開発アプローチを包括したプログラムに発展させる貴重な資料となる。
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