研究課題/領域番号 |
17K12171
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 神戸女子大学 (2019-2021) 大阪府立大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
中岡 亜希子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60353041)
|
研究分担者 |
冨澤 理恵 大阪市立大学, 看護学科, 講師 (20584551)
澁谷 幸 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (40379459)
内海 桃絵 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40585973)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | チームワーク / 看護師 / 看護補助者 / 看護チーム / 協働 / マンパワー / 業務分担 / 労働生活の質 / コミュニケーション |
研究成果の概要 |
医療の高度化・複雑化により医学的知識を必要とする看護業務はますます拡大し、看護師に求められる業務は質と量ともに増大し、急性期病院では補助者の人員確保と定着を目標に掲げ、看護師は補助者らとの業務内容の調整、補助者への教育体制の改革を進めている。本研究では、看護スタッフらに、自部署のチームワークの評価及び人員不足など影響要因として考えられる項目を問う質問紙調査を実施した。その結果、マンパワーに関与しないチームワークの要素は、看護師間の互いのフィードバック、補助者間の互いの業務進捗のモニタリング、補助者と看護師間での職務の分析と明確化であった。協働システムの構築には、これらの要素の強化が求められる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、急性期病院では、看護補助者の増員を目指し、看護師と補助者の協働システムの構築が求められている。本研究では、看護スタッフにアンケート調査を行い、自部署のチームワークの評価と、各スタッフの充足や待遇などの満足感を質問した。その結果、看護スタッフらは、補助者の増員だけを求めているわけではなく、看護師と補助者の互いの業務の進捗状況を観察しあい、互いにフィードバックしあうことがチームワークを促進させる重要な要素であることが示唆された。また、看護師は有資格者として、問題発生時の責任は看護師側にあると認識した上で、補助者だけでなく看護師と補助者で共有する研修プログラムの検討が必要となる。
|