研究課題/領域番号 |
17K12182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
坂本 なほ子 東邦大学, 看護学部, 教授 (20398671)
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研究分担者 |
中山 明峰 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (30278337)
羊 利敏 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 臨床研究センター, (非)研究員 (40470017)
小山田 恭子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70719252)
福田 美和子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80318873)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 看護学生 / 離職 / 強み自覚 / 健康管理能力 / 汎用性機能 / コホート / 看護学 |
研究成果の概要 |
都内3看護系大学卒業生をコホートとし卒後1年の追跡調査を行った。職場適応やその後の定着率に関連する「燃え尽き度スコア」に着目したところ、報酬がみあっていないと思うものほど、燃え尽き度が高いことが明らかとなった。このことは、卒業時に予見していたよりも仕事の負担が大きかったものがいることを示唆している。卒業時において、看護職に従事するにあたりどのような準備状況にあると学生は自己理解し将来への期待を抱いているのか、特に仕事の負荷について現実に即した教育をすることが職場適応につながると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卒業時と1年後において、「看護師としての仕事に見合う、経済的報酬がもらえる」という項目に関しては差異がみられなかったが、この項目と「燃え尽き度スコア」には統計学的に有意な相関がみられ、報酬がみあっていないと思うものほど、燃え尽き度が高いことが明らかとなった。このことは、卒業時に予見していたよりも仕事の負担が大きかった者がいることを示唆している。今後の学部教育においては、「燃え尽き予防」のために臨床での仕事の負荷について現実に即したことも教育すべきであろう。
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