研究課題/領域番号 |
17K12202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
小柳 康子 福岡大学, 医学部, 教授 (70353175)
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研究分担者 |
原田 広枝 兵庫大学, 看護学部, 教授 (60380383)
池田 佐知子 西九州大学, 看護学部, 准教授 (70640275)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 保健室経営計画 / 課題解決 / 養護教諭 / リーダーシップ / マネジメント / 課題解決型 / 組織学習 / 養護教諭のリーダーシップ行動 / 困難 / リーダーシップ行動 / 困難事例 / 教育プログラム / 健康課題 / 課題解決力 / プログラム / 健康課題解決 / 看護学 |
研究成果の概要 |
課題解決型の保健室経営計画の実践経験から養護教諭の健康課題解決力向上に繋ぐプログラム開発を目的として調査を実施した。課題解決型の計画作成群は全学校種で養護教諭の課題への働きかけ力が高く、計画作成の経験の意義を示した。課題解決型の計画に基づく養護教諭のリーダーシップ行動は【課題への働きかけ力】【協調力】【コミュニケーション力】【組織参加協力度】の4概念で構成された。また校長の対話力の向上が、組織の改善力や教育力、養護教諭のコミュニケーション力を高め、そのコミュニケーション力の向上によって、養護教諭の情報収集発信力や協調力を高める。健康課題解決力向上のためには、組織学習も関連する可能性が伺えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保健室経営計画を作成するメリットや必要性は提唱されているものの、実証されているわけではなかった。本研究の意義は、課題解決型の保健室経営計画作成によって、小中高特別支援学校いずれにおいても、課題への働きかけ力が有意に高いことをデータで示したことである。課題解決型の保健室経営計画を基に養護教諭のリーダーシップ行動の4概念を提示したことで、これを活用したプログラム開発が可能になる。また、先行研究ではリーダーシップ行動は、個人の資質のみで捉えられてきたが、組織からの影響も併せて検討し保健室経営計画に基づく養護教諭のリーダーシップ行動と組織学習との関係性について仮説モデルを示したという学術的意義がある。
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