研究課題/領域番号 |
17K12205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所 |
研究代表者 |
松元 俊 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 産業保健研究グループ, 研究員 (20342686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 夜勤時間制限 / 看護労働 / 交代勤務 / 安全 / 健康 / 生活の質 / 夜勤時間規制 / 休み方 / 医療安全 / 休日 / 休日配置 / 看護師 / 生活時間調査 / 疲労感 |
研究成果の概要 |
夜勤交代勤務に従事する看護師の負担軽減のため、ひと月あたりの夜勤時間は72時間以内にするというルールがあるが、この夜勤時間制限の効果は明らかになっていない。72時間を超える夜勤時間が看護師の安全、健康、生活の質に及ぼす影響を2週間の生活時間調査と疲労感調査により検討した結果、72時間を超える夜勤は安全、健康、生活すべてに悪影響を及ぼしていた。安全指標では休日の眠気発生回数が増え、健康指標では疲労感のうち注意集中困難や身体違和感の項目の訴えが増え、生活指標では生活時間のうち休日の複数人で行う自宅外娯楽時間が減少することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護師の72時間を超える夜勤は、安全、健康、生活に大きな影響を及ぼすまでには至らなかったものの、夜勤時間の制限が妥当であることの科学的根拠となる知見が得られた。夜勤時間の72時間ルールの緩和は看護師自身への悪影響にとどまらず、間接的に患者の安全を損なう可能性が示唆されたと言える。
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