研究課題/領域番号 |
17K12207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
溝部 佳代 北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (70322857)
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研究分担者 |
横澤 宏一 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (20416978)
尾崎 倫孝 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (80256510)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 周術期看護 / 局所麻酔 / 手術室 / 音 / 心拍間隔 / 脳磁図 / ストレス応答 / 刺激音 / 生体計測 / 脳磁計 / 音環境 / 白内障手術 / 実験研究 / ストレス / 意識下手術 / 聴覚刺激 |
研究成果の概要 |
局所麻酔手術中の患者は突発的な音に対して不快を示し、持続的な心電図音には順調な手術進行をイメージし快を示したことから、刺激音4種(心電図モニター音のリズム整・リズム不整・警報音、突発的な金属音)に対する健常者対象の脳磁図・心電図計測から生体へのストレス応答を解析した。主観・心電図ともに警報音、金属音に対するストレス応答が、また、緊張・興奮状態を反映するβ波脳活動で警報音に対する後頭野での反応が確認され、不快音から連想するネガティブな映像イメージがストレスにつながると考えられた。以上より、看護では不快音に対する事前の情報提供が手術中の患者のストレスマネジメントにつながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、意識のある状態で局所麻酔手術を受ける患者に及ぼす音環境ストレスに着目し、不安・緊張を誘発する音の特性、患者の支援ニーズ、手術室看護師が実施可能なケアについて、臨床研究および実験研究の成果から考察し、今後の看護実践への示唆を得た。高齢化社会において侵襲の少ない局所麻酔手術はますます増加すると予想され、本研究がその先駆けとして看護ケアの根拠を呈示できたことは、医療・看護の質向上につながるため社会的意義は大きい。また、手術看護の一領域として局所麻酔手術に関する看護の体系化に貢献できたこと、脳磁図・心電図によりストレス応答を可視化した試みは、看護学の学術的発展にとっても意義があったと考える。
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