研究課題/領域番号 |
17K12211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 宮城大学 (2019-2022) 神戸大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
齊藤 奈緒 宮城大学, 看護学群, 教授 (20403298)
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研究分担者 |
宮脇 郁子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
多留 ちえみ 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (90514050)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 植込み型除細動器 / 生活リズム評価 / 自己管理支援 / 生活適応 / 看護介入研究 / 植込み型心臓電気デバイス / 適応 / 看護支援介入 / 心臓デバイス植込み患者 / 身体活動 / 睡眠 / 介入研究 / プログラム開発 / 生活リズム / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究では、申請者がこれまでに開発した早期適応を目指した心理・教育支援からつなぐ支援として、新たに、デバイス治療によって変化する身体機能評価と生活リズム計による活動・睡眠の質評価に基づいて、患者が、適切な休息と質の良い睡眠を取り入れ、過不足なく身体活動を調整できるための支援を開発した。これは、心臓デバイス植込み患者が、植込み後6か月以降も、疾病管理を維持して再入院に陥らず、患者なりの生活を拡大・維持し、長期的に生活適応できることを目指している。専任デバイスナースによる本支援によって、心理社会的適応状態、気分状態、QOLが改善することが確認された。このプロトコールは最優秀演題賞を受賞した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発し効果が確認された支援は、従来の治療制約を守るための教育・心理支援のみならず、心臓デバイス植込み患者が長期的な生活適応を目指し、治療評価を行う植込み後6カ月の活動休息バランスの実態評価と治療効果評価を統合して、患者自身が活動休息バランスを調整できるための自己管理支援であり、新規性・独創性が高い。専門外来における支援体制がない我が国において、自己管理支援や心臓リハビリテーションの必要性を裏付ける根拠の一つとなり、学術的意義がある。さらに、心臓デバイスナースの専門性の向上と普及への示唆が得られ、心臓デバイス植込み患者の心理社会的適応とQOL改善に貢献する社会的意義を有する。
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