研究課題/領域番号 |
17K12213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 宮崎県立看護大学 |
研究代表者 |
久野 暢子 (加瀬田暢子) 宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (40253760)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | HIV陽性者 / セクシュアルヘルス支援 / 尺度 / 尺度開発 / HIV/AIDS / 困難感 |
研究成果の概要 |
21項目3因子(スキル不足による困難感、価値観の違いによる困難感、拒否を恐れることによる困難感)から構成される「HIV陽性者へのセクシュアルヘルス支援困難感尺度」を作成した。尺度のクロンバックα係数は0.899であり、外的基準である職務満足測定尺度との相関はr=-0.33(p<.005)であった。各因子の平均点は第1因子が3.4±0.9と最も高く、看護師が抱くセクシュアルヘルス支援困難感にはスキル不足が大きく影響していることが示唆された。しかしながら、標本数nが76と少なく結果の一般化には限界がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
性的価値観の著しい変化や多様性が認められる現代において、看護師がセクシュアルヘルス支援の自己評価に関して本尺度を活用することにより客観的な自己評価を容易にしうることは意義がある。今回の結果は、看護師個別の主観に依拠し改善しづらいと思われたセクシュアルヘルス支援困難感が、支援スキルの向上により減弱する可能性を示唆していると考える。
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