研究課題/領域番号 |
17K12228
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
田中 晶子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (90424275)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 意識症者患者 / タッチング / 情動 / 脳波 / 呼吸数 / 生理活性物質 / 毛細血管血流 / さする / ふれる / 毛細血管 / 血流 / タッチ / オキシトシン / コルチゾール / 側臥位 / VAS / 呼吸 / 覚醒 / 看護学 |
研究実績の概要 |
今年度は、健常者の研究結果を踏まえて、意識障害患者を対象に呼吸数・脳波に加え唾液を用いてオキシトシンとコルチゾールでストレスの定量的測定を行い、快刺激が高まるタッチング刺激の実施時間・速度・部位を特定することを目的としていた。しかし一向に新型コロナ感染症が収束せず、研究を実施する対象病院の感染状況を確認する状況が続いていた。12月頃から意識障害患者の研究対象病院である昭和大学藤が丘病院のコロナ感染状況が落ち着いてきた為、昭和大学藤が丘病院の看護部長に相談したところ、研究実施許可が得られた。その後速やかに研究メンバーに声をかけ、昭和大学人を対象とした倫理審査に申請書を提出し承認が得られた。 現在対象となる意識障害患者はいるが、家族の面会が許可されていないため、同意がとれず、実施できていない状況である。家族の同意が得られ次第、意識障害患者の脳波・呼吸数及び唾液を用いてオキシトシンとコルチゾールでストレスの定量的測定に加え、毛細血管スコープも測定方法に加える。この装置は、一昨年度購入した非接触で簡便にタッチング効果を検証できるものである。研究代表者田中は「さする」刺激を1分間実施した時に皮膚血流が増加した(2017)という研究結果を明らかにしている。今回購入した毛細血管スコープ装置を用いて、指先の毛細血管及び血流も測定し、快刺激が高まる「さする」刺激の実施時間・速度・部位を特定するという目的を達成する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症の影響で脳神経病院及び病棟でのコロナ感染者の発生に伴い、研究者が病棟へ立ち入る事ができなかった。その影響で、意識障害患者を対象とした研究に対しての倫理審査の申請が遅れ、研究を推進することができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
昭和大学藤が丘病院の看護部長に相談し、研究実施許可が得られた。その後昭和大学人を対象とした倫理審査に申請書を提出し承認が得られた。現在対象となる意識障害患者はいるが、家族の面会が許可されていないため、同意がとれず、実施できていない状況である。家族の同意が得られ次第、意識障害患者の脳波・呼吸数及び唾液を用いてオキシトシンとコルチゾールでストレスの定量的測定に加え、一昨年度購入した非接触で簡便にタッチング効果を検証できる毛細血管スコープ装置を用いて、指先の毛細血管及び血流も測定し、快刺激が高まる「さする」刺激の実施時間・速度・部位を特定するという目的を達成する。
|