研究課題/領域番号 |
17K12235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 (2023) 大阪医科薬科大学 (2017-2022) |
研究代表者 |
カルデナス 暁東 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80434926)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性看護 / 自己免疫 / 外見ケア / 膠原病 / ボディイメージ / 有益性の発見 / 自己表現 / QOL / アピアランスケア / メイクセラピー / 女性 / 慢性疾患 / 自己免疫疾患 / SLE / 自己概念 / 女性患者 / 生活 / 自分らしい / 自己管理 / 人生再構築 / 病気の意味 / 有益性発見 |
研究成果の概要 |
本研究は外見変化のあるSLE女性患者に対するメイクセラピーを取り入れた看護支援による患者のベネフィット・ファインディング獲得に関する効果を評価することを目的とした.外見変化のある10名の患者に,メイクセラピーを取り入れた看護支援を行った.実施前と1か月後に有益性の発見尺度と生活の質評価尺度SF-8得点の変化を用いてその効果を評価した.有益性の発見尺度の「宗教心の活性化」を除き,他の5因子の得点に有意な上昇がみられた.SF-8尺度の「体の痛み」「活力」「社会生活機能」「精神的サマリー得点」に有意な改善,ほかの側面にも改善傾向がみられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究では、対象者数が少なかったが、対象者の主観的な観点から、再現性が低いとされがちの化粧心理学と心理学的理論を踏まえたメイクセラピーを看護学に取り入れ、新たな看護援助として、対象者のベネフィット・ファインディングの獲得における効果が検証された。 社会的意義:外見変化といったストレッサーは完全に取り除くことが不可能であっても,対処法を身につけたうえ,自分自身の病気体験への肯定的認知であるベネフィット・ファインディングが獲得できれば,患者が病気とともに生きることに適応でき,QOLの向上につながると期待できる.
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