研究課題/領域番号 |
17K12237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 関西看護医療大学 |
研究代表者 |
神谷 千鶴 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (80361236)
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研究分担者 |
江川 隆子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (40193990)
犀川 由紀子 関西看護医療大学, 看護学部, 講師 (60556744)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血液透析 / 掻痒感 / 評価指標 / 成果分類 / 看護診断 / 透析 / 成果指標 / かゆみ / 成果 |
研究成果の概要 |
透析患者のかゆみ評価尺度の信頼性・妥当性を検証するための質問紙の作成とプレ調査を実施した。透析看護に携わる看護師へのインタビュー調査を通じて、透析患者のかゆみ評価指標の妥当性検証を行った。調査の結果、既存の評価尺度には不足点があり、かゆみの特徴や透析治療との関連要因を考慮した評価指標の開発が必要であることが分かった。プレ調査とインタビュー調査を踏まえ、「かゆみ」の評価指標に関する概念分析を行い、本調査の質問紙を作成した。臨床での調査研究が可能になったため、4つの外来透析施設で約100名の患者を対象に妥当性検証を行った。また、慢性腎臓病療養指導看護師に対し郵送法で、感受性評価の調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は透析患者のかゆみ評価尺度の信頼性・妥当性を検証し、既存の不足点を明らかにした。かゆみの特徴や透析治療との関連要因を考慮した評価指標を開発し、より適切なかゆみの評価が可能となった。これにより、学術的な意義を持ちながら、透析患者のかゆみに関する適切な評価とケアを促進し、患者の生活の質向上と治療成果の最大化に貢献することができるようになった。特に、感受性評価の調査により、看護師は患者のかゆみに対してより敏感になり、的確なアセスメントと介入を行うことが可能となる。これにより、透析患者のケアの質向上や患者の満足度と治療成果の改善が期待できるという点に、社会的意義があると考える。
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