研究課題/領域番号 |
17K12255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
高橋 綾 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70331345)
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研究分担者 |
小竹 久実子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90320639)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 喉頭摘出者 / 社会的適応 / 看護介入 / 看護 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、喉頭全摘出術を受けた患者の社会生活への適応を促進する看護援助の構造を明らかにし、看護介入モデルを構築することである。喉頭全摘出術を受ける患者に関わる病棟看護師17名を対象に半構造的面接調査を実施し質的帰納的に分析した。分析の結果、【代用音声獲得の準備】などの9サブカテゴリ、〔コミュニケーション確立の支援〕などの4カテゴリが得られ、これらの関係性の検討から喉頭摘出者の社会的適応を促進する看護の構造図を作成し看護介入モデル案の基礎を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
喉頭摘出術においては喉頭摘出と同時に永久気管孔を造設するため、呼吸経路の変更、音声機能の喪失、嚥下困難など新たな課題に直面し継続的なセルフケアが必要になる。これまでの研究においては退院1ヶ月後にソーシャルサポートが低いことや退院3ヶ月後のQOLが低下すること等が報告されているがそれを支える看護援助の構造は明らかではなかった。本研究において病棟看護師の実践から専門的看護援助の構造を明示できたことは看護介入モデル案の基礎となる。本研究結果にもとづき看護介入モデルを構築することは喉頭摘出者の社会生活への適応をより円滑にまた早期に実現させるものと考える。
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