研究課題/領域番号 |
17K12260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
石田 和子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)
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研究分担者 |
石田 順子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (10455008)
石岡 幸恵 新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (30405055)
神田 清子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (40134291)
石原 千晶 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (40635744)
相澤 達也 新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (90794412)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん化学療法 / 妊孕性 / 性生活 / 化学療法 |
研究成果の概要 |
同種骨髄移植を受ける患者への妊孕性の低下への看護支援モデルを作成し、2名の患者を対象に行った。男性では治療の副作用により勃起不全などがあり機能面の回復は望めなかった。精神的な支援には受精卵保存は子孫を残す可能性を与えることができた。女性においては、骨髄移植後の合併症の出現により、治療直後の妊娠等は行うことはできないが未来への可能性として精神的な安定が図れた。夫婦生活においては、卵巣機能の低下などにより湿潤剤など使用についてなど指導を行うことができた。今までは、性生活を含めた妊孕性の低下へのアプローチを行うことは羞恥心などで介入が十分に行えていない現状があったが、実施は可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん化学療法における妊孕性の低下は男性・女性・生殖年齢のみならず不妊・性に関わる問題は切実である。また、不妊や性に関する問題は羞恥心が伴い医療者に相談できないことから患者の苦痛は強く生活の質を低下させる。妊孕性の低下を来しているがん患者の苦悩を身体面・機能面・心理面・社会面(日常生活)に及ぼす影響を与えている。がん化学療法における妊孕性の低下を来している患者の辛い体験などに寄り添う支援ができるようになり、患者自身が治療に向かうことが可能になることから本研究の意義は大きい。
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