研究課題/領域番号 |
17K12266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 (2018-2022) 東京医科大学 (2017) |
研究代表者 |
中島 淑恵 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90459131)
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研究分担者 |
美馬 達哉 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (20324618)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 音楽併用リハビリテーション / 脳卒中中等度麻痺患者 / 運動準備電位 / 運動意図 / 音楽の印象 / BP / MRCPs / 運動準備電位(MRCP) / 音楽併用リハビリ / 運動準備脳電位(MRCP) / リハビリテーション看護 / セルフリハビリ / 脳卒中 / 運動準備電位(MRCP) / 情動特性 / セルフマネジメント / 脳卒中包括ケア / 癒し感 / 感性評価尺度 / 定量化手法 / 看護支援 / リハビリテーション / 音楽併用 / 生理的・精神的評価 / 高齢者セルフマネージメント |
研究成果の概要 |
脳卒中患者においてリハビリへの積極的な参加は,回復における重要なファクターである.音楽を併用した運動において目的を持った随意的な運動(運動意図)発揮が高まるか,運動関連脳電位(movement related cortical potential; MRCP)を計測し振幅の変化を分析し,検討した.コロナ禍により脳卒中サバイバーを対象にした介入研究は遂行困難となり,研究内容を変更したが,運動に併用する際の音楽の印象とMRCP振幅には関係性があり,情動が運動意図に影響を与えること,そして音楽の要素である音量・調性・リズム・メロディは印象を変化させる要因となり運動意図を変化させると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリテーションへの積極的な参画に不可欠な心理的支援の一助として,看護師主導で提供する音楽併用リハビリテーションでの音楽の選定基準を明らかにした.音楽聴取の主観的な印象と,運動意図を反映する運動準備脳電位の振幅には相関があるという仮説を基に検証を進めた結果,音楽の選定基準となる指標を明らかにすることができた.それは,音楽併用リハビリテーションにおいて音楽を選定する際,対象にとって輪郭が明確で心地よい旋律で,背景音楽としても聴取できる静かで澄んだものであると,持てる限りの運動パフォーマンスを発揮できる可能性がある,という正かに繋がった.これは,再生音楽で簡便に応用可能な手法である.
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